2019年に読んだ本とその理由と その1
2019年4月にこんな記事を書きました。
それから結構意識して本を読むようにしました。
読んだあとは、人並みに感想を書きたいと思ったけど、こなれた感想を書こうと思うと筆が全然進まないので、まずは、その本を読もうと思った理由を箇条書きにして、特筆すべき感想があったらそれも書いていこうと思います。
全部書けるかな…。
本を読んだごとに書いていければ年末に宿題みたいに全部まとめて書かなくてもいいんだ、と今気づきました。
2020年はそうしていこう。
- 2019年1冊目:地下鉄道 コルソン・ホワイトヘッド
- 2019年2冊目:自由への地下鉄道 新装版 (世界新少年少女文学選 アメリカ)ヒルデガード・ホイット・スウィフト
- 2019年3冊目:ブラック・クランズマン ロン・ストールワース
2019年1冊目:地下鉄道 コルソン・ホワイトヘッド
理由:アフター6ジャンクションで紹介されていたから。そしてオバマ前大統領も絶賛したらしいから。
2019年2冊目:自由への地下鉄道 新装版 (世界新少年少女文学選 アメリカ)
ヒルデガード・ホイット・スウィフト
理由:「地下鉄道」を読んで、「地下鉄道」そのものに興味を持ったから。
こちらは「地下鉄道」を組織したハリエット・タブマンの児童向けの伝記です。
図書館で借りました。約40年前の本も保管しておいてくれる図書館に感謝です。
正直、コルソン・ホワイトヘッドの「地下鉄道」よりこの伝記のほうが興味深く読めました。
新しい20ドル札に採用された(紙幣刷新は実施は延期されているけど)ハリエット・タブマン、アメリカでは映画化もされています。日本でも上映してほしい。
2019年3冊目:ブラック・クランズマン ロン・ストールワース
理由:アダム・ドライバーが出演する映画「ブラック・クランズマン」の原作で、映画を見る前に読んでおきたかったから。丸屋九兵衛さんが翻訳監修をしていたので確かな翻訳が読めると思ったから。
この本で描かれた実話?自体は痛快ではあるものの、地下鉄道テーマの本を2冊読んだ後で読むと、人種差別の構造は何も変わっていなくて、暗澹たる気持ちに…。
丸屋九兵衛さんはブラックカルチャーを含めて地球全体の文化歴史に詳しくて、いつもツイートを拝見して尊敬しています。
【KKKの日々】
— 丸屋九兵衛 (@QB_MARUYA) February 28, 2019
2019年アカデミー賞にノミネートされたが受賞は脚色賞のみ、『グリーンブック』に不満爆発も!
そんなスパイク・リーの力作『#ブラック・クランズマン』原作本は本日発売!
クー・クラックス・クラン会員募集に応募した黒人刑事の話。
私は翻訳監修&解説よhttps://t.co/tfaxgPsNTQ pic.twitter.com/X4wZCTWEwX
読了後、映画も見ました。最初はアダム・ドライバー目当てだったけど、ジョン・デヴィッド・ワシントン、すごくよかったです。
正直、この作品の演技でアダム・ドライバーが助演男優賞にノミネートされたのは少し疑問です。
いやもちろん、彼の演技力は作品ごとに目をみはるものがあるけれど、この作品自体を作品賞にノミネートしないためのエクスキューズだったの?とさえ思いました。
町山さんの解説を聴くと、原作者の個人としての体験なのかどうなのか、少し考えさせられたり…。
関連してユリイカも少し読みました。