上野の森美術館 怖い絵展
怖い絵展に行ってきました。
ものすごく混雑していて、土日なら3時間待ちもあるとのこと!!
【12月3日(日)】9:20現在
— 「怖い絵」展 (@kowaie_ten) 2017年12月3日
ご入場までに約3時間程お待ちいただいております。
音声ガイドを利用になる場合、さらに待ち時間が長くなる場合がございます。
展示室内は大変混雑しております。
19:30最終入場 20:00閉館です。
さすがにディズニーランドでもここまで待ったことがないよ!すごい人気ですね。
ということで平日にお休みを取って行くことにしました。
並ぶのは覚悟で、本を1冊カバンに入れ、チケットをあらかじめLoppiで買っておいて上野の森美術館に向かいました。
10時に到着して、外に並ぶこと1時間。列は徐々に進むのではなく、数分おきにごっそり進みます。きっちり1時間後の11時入場できました。
館内に入って、さらに音声ガイドの列に並びました。(この列はわりとサクサク進みます。)吉田羊さんの音声ガイドがぜひ聴いてみたかったのです。
展示室に進むと、そこは…黒山の人だかりでした。絵画の上半分しか見えません。
係員の方が、順番に見る必要はないので、お好きな絵からご覧ください、とアナウンスしていたので、まずは一番見たい絵画のところまで進みました。
Twitterで事前に調べていたら、特にサロメのガイドが魅力的だと知り、人波をかき分けて真っ先に<「オーブリー・ビアズリーによる『サロメ』のための挿絵」(ポートフォリオ)より踊り手の褒美 >へ。
怖い絵展の吉田羊さんの音声ガイドが素晴らしい。特にビアズリーのサロメのガイドが特筆もの。「おまえの口に接吻させておくれ」と羊さんのハスキーで色香のある声で耳元で囁かれたら、老若男女問わず自分の首を羊さんに差し出したくなるだろう(笑)。舞台劇でサロメをやるなら、羊さんがいいなあ!
— 蛍火(けいほ)@ほたるびに非ず (@sunsg17) 2017年10月9日
Aubrey Vincent Beardsley | Aubrey Beardsley's Illustrations to Salome by Oscar Wilde | The Met
とても小さな、でも、おどろおどろしさと美しさが力強い作品でした。
そこに吉田羊さんが演じるサロメの刺激的なセリフが重なってとてもよかったです。
女優さんのガイドならではの醍醐味ですね。
ほかにも、音声ガイドのある絵を一通り見はしましたが、なにしろ人が多すぎる。
じっくり一つ一つ鑑賞するというわけにはいきませんでした。
最後に、この展覧会の目玉の<レディ・ジェーン・グレイの処刑>の前で数分佇みました。
The Execution of Lady Jane Grey 1833, Paul Delaroche The National Gallery
これから処刑されようとしている緊迫した状況とは対照的に、ジェーンが身にまとうドレスのやわらかな白いきらめきが浮き上がって見えるようでした。
普段はロンドンのナショナル・ギャラリー に展示されているこの絵を日本で見ることができたのは感激しました。
駆け足でしたが、なんとか開催中に行けてよかったです!