東京国立博物館 親指のマリアとキリシタン遺品
実は、上野へ行った一番の目的は、東京国立博物館の「親指のマリアとキリシタン遺品」を見るためでした。
www.tnm.jp
2017年10月に切支丹屋敷跡にも行ってきたのですが、その地で見つかったシドッチ師の頭部の復元像が、「親指のマリア」とともに展示されるというのをTwitterで見つけたからです。
シドッチ師のことは下記をご覧ください。
そして、東京国立博物館に所蔵されている本物の踏み絵ももし展示されているなら見てみたくて。
でも、結果として、今回はキリシタン遺品が中心の展示だったため、踏み絵は展示されていませんでした。
下記が今回の展示リストです。
展示タイトルにもあるように今回はキリシタンの人々が大切にしていたマリア像、メダイ、聖画などの「遺品」の展示が中心でした。(踏み絵は遺品というより、奉行所の弾圧の道具・象徴ですものね。)
見たかった親指のマリアは、シドッチ師の復元像の真向かいに展示されていました。
少し距離を置いて、シドッチ師が親指のマリアを見つめているような展示でした。
東京国立博物館の「親指のマリアとキリシタン遺品」へ。
— 高橋みき (@takahashimix) 2017年12月8日
復元されたシドッチ師の優しげな眼差しの向かい側に親指のマリアが。
残念ながら踏み絵はなかったけれど、聖母像、メダイ、聖画など。
悲しげなマリアの姿と青い布からそっと出された小さな親指が印象的。https://t.co/fkDszd0Hzr pic.twitter.com/XMJb1ERfph
(東京国立博物館の展示物は特別展を除き個人撮影であれば撮影OKとのことですが、シドッチ師の復元像は撮影禁止マークがありました。)
約300年ぶりに再会することができたシドッチ師と親指のマリアを見ることができてとても感慨深かったです。
今回の展示はクリスマスの2017年12月25日(月)までとのことです。(東京国立博物館 本館 特別2室)