こんな『沈黙』関連書籍を読みました(動画含む)【ネタバレあり】その2
【ネタバレが含まれていますので映画未見の方はご注意ください】
前回のエントリーに引き続き、「長崎ぶっくジャーナル」のこの動画を見ました。
踏絵を「踏む」という表現が映画でどのように扱われたか、映画が原作のどんな点に忠実なのか(ロドリゴが転んだ後に鶏の鳴き声が…)等この動画もとても興味深く見ました。
こんなシンポジウムがあったなんて!行きたかった!
このブックレットにはその全記録が載っているとのこと。
しかもお値段800円(税別)!安すぎません?
ということで、早速注文して入手しました。
これは映画と原作の関係性を理解するのに大変有益な情報が詰まっています。
遠藤先生の息子の龍之介さんのお話もユーモアがあって遠藤先生のお人柄が忍ばれます。(遠藤先生のユーモアはまた後日書いてみたいです。)
<構成(目次)>
・はじめに
シンポジウム開催までの経緯と概要―北村沙緒里(遠藤周作文学館学芸員)
・特別講演
父・遠藤周作の思い出―遠藤龍之介(遠藤周作氏長男、フジテレビ専務取締役)
―家族として生活した作家の素顔を紹介。「いまこそ生きていてほしかった」と述懐
・基調講演
『沈黙』と『SILENCE』―ヴァン・C・ゲッセル(翻訳家、映画コンサルタント)
―遠藤文学7作品を翻訳。映画『沈黙』製作ではスコセッシ監督の文学コンサルタントの立場から秘話紹介
・パネルディスカッション
遠藤周作とわたし、そして‟長崎”
司 会 加藤宗哉(元三田文学編集長)
パネリスト 青来有一(作家)、松田美緒(歌手)、ユスチナ・カシャ(遠藤文学研究者) 、
ヴァン・C・ゲッセル(オブザーバー)
こちらのブックレット、超絶おすすめします!
つづく。